６０代・７０代の選択　年相応感が気になってきたら

『毛量が多く、重たい雰囲気になってきているように思っています。もう年齢も７０を超えて、年相応感がなくなってきた』

お電話で両面テープと接着剤のご注文をいただいた際、お客さまよりこのような相談を伺いました。

前回おつくりしたのは５年前、６０代中頃でした。当時は毛量、白髪量ともにお似合いの状態でしたがここ数年で少々ズレが生じてきたようです。
年齢を重ねるにつれ、体はいろいろと変化します。生え際の位置も徐々に後退しますし、白髪の量、毛の太さも徐々に変化していきます。

今日は年を重ねるにつれ、変化する体にウィッグをどのように合わせていけばいいのかについて専門家の立場からお話しさせていただきます。

ある日突然、お使いのウィッグが似合わなくなるわけではありません。体の変化は時間の経過とともにゆっくりと起こるものです。
ですがそれも個人差が多少はあります。人により状況は様々ですが、ある年齢を境に急激に変化することも。
いち早くその変化にご自身が気づくことができればいいのですが、残念ながらご本人が気づくのは一番最後になりがちです。
生え際の後退、毛量の年齢不相応、最適な時期にウィッグの修正を行う事で自然さを保つことができます。

いまお使いのウィッグに手を入れるべき時期ははたしていつなのか？どのように把握すればよいのかについてご説明します。

人の視線が気になりだしたら黄色信号

電車の中や公共の場所でこれまで気にならなかった人の視線を感じ始めたら黄色信号です。
これまで視線が気にならなかったのは、ウィッグがその役目をちゃんと果たしていたから。体の変化によりちょっと違和感がでてきた頃合いですので製品の調整が必要です。
多くの場合、毛量や白髪量の若干の調整で大丈夫です。気にされる方は２度くらいに分けて徐々に調整されています。

作り変えや工場での修理と違い、初期なら出費もほとんどないのでお気軽にしていただきたいメンテナンスです。

担当技術者からの指摘

技術者は製品の状態やお客さまの頭髪のコンディション、推移などをよく把握しています。
ですからウィッグに調整が必要な状態が近いことを適切な時期にお伝えしています。ぜひ目安にしていただきたいと思います。
もちろん少し早めにお伝えしていますので、すぐに何かをする必要はなく、いつ何をされるのか判断されるのはご本人。あくまで目安です。
「もうじき人の視線が気になる時期にさしかかってくるのだ」程度にお気におとめください。

７０代はさまざまな変化がある時期でもあります。年相応のウィッグを作るべきか。いまのウィッグをメンテナンスしながら続けるか。ウィッグをいつまで続けるか。あと何台くらい作ろうか等々、みなさまたくさんの選択肢を考える時期でもあります。
どうぞご自身の体の変化にも気をおつかいになって、ご自身にとって最適な選択をしていただけたらと思います。

６０才を超えてからウィッグを始める方もたくさんいます

話は変わるのですが、最近は特に６０代、７０代、中には８０代半ばになってからはじめてのウィッグを付けようと決心される方も増えてきています。

とあるビルの管理人さんとよく話をします。その方はいつも姿勢正しく歯切れのよい話し方をされるのだなと思っていました。ある日以前の職業を聞いてみたところ、とても有名なホテルグループの取締役をされていた方でした。退職ののち働いていた方が健康にも良いと考えて人材派遣の会社から第二の職業としてビルの管理人となられたそうです。
定年を迎え、新たな職を得る。住処を変える。趣味に没頭する。そんなライフスタイルの変化には新しい出会いが生まれます。この節目にウィッグを始める方が近頃とても増えたように思います。

新しい出会いに備えてこれまでと違った自分で挑む。そのために傍らにウィッグをおいていただけることをとても光栄に思います。

はじめてウィッグをご検討になるのなら、小冊子『図解ウィッグの秘密　～構造と仕組み大公開～』をぜひお読みください。
ウィッグの構造や素材の知識だけでなく、ウィッグ以外の育毛や増毛、植毛といったヘアケアに関する知識も得られます。
それぞれのヘアケア方法がどんな施術をして、年間いくらくらいの概算費用がかかるものなのか、詳しく比較できる資料となっています。
ウィッグの構造や素材についてご興味がおありでしたら、きっとご満足いただける内容となっています。
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資料送付の際にはウィッグのヘアスタイル写真集も同梱されていますのでウィッグを付けるとどんな雰囲気で日常を送ることになるのか想像できます。写真をたくさん使っているので眺めるだけでも楽しんでいただけます。資料はどれも具体的で読みごたえのある内容となっています。

みなさんはお使いのウィッグの年齢相応感が減ってきたなと思っていませんか？
以前気にならなかったものがちょっと違和感を覚えるようになった程度であれば費用もほとんどかからない調整のみで対応可能なことがほとんどです。
どうぞおひとりで悩まず、お気軽にご相談ください。
フリーダイヤルまたはこちらのフォームをご利用ください。