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人毛と人工毛のはなし(2)-毛髪調整の方法

前回、人毛と人工毛はどちらも特性の違う素材であって、カツラを作るうえでの優劣はなく、使い分けることが大切という話をさせていただきました。

カツラの良し悪しは素材が天然か合成繊維かで自然さが決まるものではありません。
使っている素材が人毛だろうと人工毛だろうと、カツラは人の手で作り上げた人工物です。
人工物であるカツラをより自然に見せるためには、手間と時間をかけて自然さを与える必要があります。
今日はカツラの良し悪しを左右するその手段、職人のもつ技術やお使いの皆様の日ごろのお手入れにまつわる毛髪のはなしです。

さて、職人の技術といっても、一体どんなことをしているのか、ご存知の方は意外と少ないと思います。
カツラがバレないために必要なポイントについて、研究熱心な方でしたら、他社様のサイトなどで勉強してらして、生え際やツムジの自然な毛量だったり、サイズだったり、変色チヂレホツレ、段差などなど、注目ポイントをご存知かと思います。カツラの自然さについては当ブログでも幾度となく取り上げてきましたしね。

最近はどこも似たような内容でブログを書いています。そんなどこでも見るような内容だと飽きてきますよね。
本日はちょっと趣向を変えてあまり知られていない毛髪調整の技術に焦点を当ててみました。
今回ご紹介するお話しに似たものがすでにどこかに書かれていないかとネットで時間を掛けて調べてみましたが、それらしいサイトはありませんでした。
おそらくカツラの使用者様にとって、ひょっとしたら一部の他社の技術者にとっても初めて知る内容になるかもしれません。
経験豊富なカツラの技術者はこんなこともしているのだと知っていただければと思います。

今回のテーマは『毛髪調整』です。

調整1.毛髪の艶(ツヤ)調整

自然な艶感について掲載されているサイトはありましたが、毛髪のツヤ調整の具体的な方法について語られているサイトは見つかりませんでした。
この作業は時間も労力も必要ですので、実施している専門店は案外少ないのかもしれません。
当社はカツラ専門店への卸販売を行っているので、日々全国から送られてくる製品を見る機会があります。
それらの中には、これらの調整が行われてた形跡をみることは正直、半々といったところです。

毛髪のツヤ調整の必要性

植毛された毛髪の表面に細かいキズをつけることで、毛髪のツヤを調整することができます。

でもこの作業は本当に必要なのでしょうか?
それを明らかにするために、人の髪の毛について少し掘り下げて考えてみましょう。

地肌が透けて見えるカツラ

10cmの一本の自然の髪の毛。虫眼鏡でよく観察すると、根本と先端の髪の毛の状態がかなり違います。
髪の毛は月に約1cm程度伸びるので、根本の1cmはここ1か月で生えてきた部分です。
反対に10センチの髪の毛の先端部分は約10か月前に生えてきた部分。
毎日髪を洗う方でしたら、10カ月X30日、約300回も手で擦り続けられてきた部分ということになります。
いくら髪の毛が丈夫な成分で作られているとしても根元から先端にいくにつれダメージが蓄積されています。
髪の毛の先端の部分は傷つき、ツヤ感も失われ、裂けて枝毛の状態になっているものもチラホラしています。
先端と根本で状態が違うのはごく自然なことです。

根元部分のツヤ感はいいとしても、昔から生えていた痛んでいて当然の部分、この部分のツヤ感を調整してやることで自然な風合いが増すことは簡単に想像できますよね。

毛髪表面のツヤを除去するいろいろな方法

人工毛の中にはツヤ、光の反射を調整済みの状態で製造されているものがあり、それを利用する方法がわりと有名です。
そのほかにも薬剤を使う方法があります。表面のごく浅い表面部分だけを薬剤で荒らしツヤを消す方法です。
薬剤を使わずに表面に細かなキズを付ける方法としてブラスト法があります。ある種の気体を液化、圧縮して粉末状にし研磨剤として利用します。
それを勢いよく吹き付け、表面にキズを付けるます。
粉末は常温で気化するので処理後の製品に異物が残らないというとてもユニークな利点があります。

ここで紹介した技術のいくつかはすでに特許をとられています。
ですがどれも処理方法が大掛かりなので実際の製品に対してつかわれることは少ないように感じます。

こういった特許を取得された凝った方法を用いなくても毛髪表面にごく浅いキズを付ける方法はいくつもありますので、結局のところ手間と時間を惜しむか、徹底的に自然さを追求するのか、技術者の考え方次第というわけです。

調整2.根の方向付け

作ったばかりのカツラ、自分で毎朝のスタイリングができていたけれど、日がたつにつれ思うようにスタイリングできなくなってきた。
そんな経験はありませんか?
でもカツラの専門店でメンテナンスを実施すると、不思議とまた日々のスタイリングがしやすくなる。
専門店のメンテナンスと自分のスタイリング、一体どう違うんだろうと不思議に思われることでしょう。

これは毛髪の根の矯正を行っているから起きることなのです。

工場でつくられたばかりのカツラ。そこに植毛されている毛髪の根本を想像してみてください。
・・・といっても実際に製造しているところを知っている者でもないと想像は難しいかもしれませんが。

この植毛の際に、ある程度、毛に方向を持たせて植毛していることはなんとなく気が付かれていたのではないでしょうか?
ツムジの部分などはとくに顕著で、渦を巻くように植毛されています。

気の遠くなるほどたくさんの毛髪を、方向性まで持たせて手で結んでいく作業は本当に大変な作業です。
植毛スタッフの方々の努力なくしてカツラを作り上げることはできません。

そんな大変な労力を使って、綺麗に方向性を持って植毛をされている毛髪ですが、残念ながらこのままではとても自然と呼べるような状況ではありません。

自然に生える髪の毛もまた方向性は持っています。基本的には上に伸びていきます。もちろん真上ではありません。傾いています。
ツムジに表現されるように、渦を巻く方向に、そして外に行くにつれ、徐々に放射状に髪の毛は方向性を持って生えていきます。

ご試着体験

つまり、毛髪は最初、傾いて上に立ち上がるように生え、それから寝るのです。

この『傾いて立ち上がっている』を再現すること。根が横だけでなく縦にも、立体的な方向性を毛に持たせることが、根の方向付けと呼ばれる作業です。

一度しっかりと根の方向付けをしてやれば当分の間は自然な風合いを保ち続けるのでスタイリングが容易になります。
ですが、カツラに植毛した髪の毛は伸びることは決してありません。つまり伸びないので、根本付近にあるべき上向きの方向性が徐々になくなっていき、やがて毛は寝てしまいます。
そうなるとスタイリングがしにくい状態になります。

髪型にもよりますが、スタイリングがしにくくなる期間はだいたい1~2カ月ごと。
それまでに技術者による製品セットを行うことが大切です。

製品セットという意味

「製品セット」という言葉は、当社で使われている言葉です。
カツラ製品をすぐにお使いいただける準備完了という状態を表しています。
ツヤもしっかり調整され、お客さまご自身で簡単にスタイリングできる状態です。

当社製品をはじめて手にしたときや、ご来店の際にはつねにこの状態になっています。
※遠方の方でもお気軽に郵送で製品セットをさせていただいています。

つねに綺麗で扱いやすい状態で製品をお使いいただくには、人毛、人工毛関係なく、こういった製品セットと呼ばれるメンテナンスが必要になります。

ただの調整不足なら直せるかもしれません

あまり語られることのない毛髪調整ですが、バレない為にとても大切なことです。

たとえば製品セットをまったくせずにカツラを使い続けるとどうなると思いますか?
最初の半年くらいは大丈夫でしょう。でも徐々に髪の毛は寝ていき、ペタンコになります。
髪型にもよりますが・・・こうなるとバレる危険性が非常に高くなってしまいます。

以前お客さまより、電車の中で別のカツラをお使いの方と居合わせたときの話をしていただいたことがあります。
『向こうは自分がカツラだとは気づいてなかったけど、あの人どうしてあんな状態でも被ってるのか・・・』
口を濁されてましたが、理解できないといった風に語られていました。
明らかにカツラとバレている人と同じ電車に乗る。さぞ気まずい思いをされたことだとお察しします。

もし、いまお使いの製品、購入当初は気に入っていたが今は不満があるという方がいらしたら、ひょっとしたら調整不足に陥っている可能性もあります。
よろしければ拝見させていただきます。もちろん、他社製品をお使いの方もお気軽にご相談ください。製品セット自体はそれほど費用のかかることではありません。

どうぞお問合せフォームよりお気軽にご相談ください。ご試着のご依頼も、フリーダイヤルまたはこちらのフォームをご利用ください。

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